図面にレイアウトする
求積図と面積表を図面にレイアウトする
出来上がった面積表ワークシートは、確認申請や面積表作成のための素材です。エクセルに書き出したり、図面にレイアウトして活用してください。一度作ったレイアウトは、ファイルをコピーして使うことで、別のプロジェクトにも利用できます。
サンプルファイルではシートレイヤ機能を使ったレイアウトの一例をご紹介しています。その概要をご説明します。
求積図をレイアウトする
シートレイヤを作成する
シートレイヤ機能を使うとレイヤごとに作成された求積図をひとつのシートレイヤにまとめてレイアウトすることが出来ます。(詳しくはVectorWorksのマニュアルを参照してください)
面積表をレイアウトするためのシートレイヤを作成します。
求積図があるレイヤで、求積図を囲む四角形を作って、「ビューポートを作成…」を選択します。
「作成するレイヤ」に1で作ったシートレイヤを指定します。
縮尺を選択して、OKボタンをクリックします。(サンプルファイルでは、求積図を1:50で作図し、1:100でシートレイヤに貼り付けています)
ビューポートの文字サイズを調整する
求積図レイヤとビューポートの縮尺を違う値に設定した場合、文字サイズもその設定に従って変わります。ビューポートのプロパティで「文字の倍率」を調整してください。
ビューポートを選択します。
データパレットの一番下にある「プロパティ」をクリックします。
「文字の倍率」を変更して、OKボタンをクリックします。
文字は基準点の位置で固定された状態で大きさが変わります。あらかじめ基準点を調整しておくとレイアウトが乱れにくくなります。
ワークシートをレイアウトする
面積表ワークシートは、「面積計算」で作成されたワークシートを直接貼り付ける方法と「セル参照」を使って別のワークシートに面積表ワークシートから必要な値のみを表示させる方法があります。(VectorWorksのバージョンによっては「セル参照」にバグがあり、空白セルを参照すると「0」や「0e+00」と表示されます)
「セル参照」を使う方法は、柔軟に独自の面積表を作成できますが、少々操作が面倒です。「面積計算」で作成されたワークシートを直接貼り付ける方法が簡単でお薦めです。
「面積計算」で作成されたワークシートを直接貼り付ける方法
「面積計算」で作成されたワークシートを開き、文字サイズやセルの幅、セルの高さなどをお好みで調整してください。
表示が不要な行や列を非表示にすることができます。行や列の境界線をドラッグして非表示にするか、ワークシートの「フォーマット」メニューで幅や高さにゼロを入力します。
「AT-参照レイヤ」にあるワークシート図形をコピーして、シートレイヤに貼り付けます。
「セル参照」を使って独自に面積表を作る方法
新規にワークシートを作成します。
セル参照の関数を入力します。「1ATF階別」というワークシートの「A2」のセルを参照したい場合は「
=‘1ATF階別':A2
」と入力します。ワークシート図形としてシートレイヤに貼り付けます。
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